お世話になった方がお引越しされたので、
お引っ越し祝いを贈ることになりました。そこで贈り物にはどんなマナーがあるのでしょうか?少し調べてみました。
日本では贈り物を通じて相手への感謝や敬意を表す文化があります。
大人のお付き合いとして、お中元・お歳暮、引越しや就職の挨拶、季節の贈り物、ちょっとした手土産など、贈り物をする機会が出てきます。
まず大切なのは「相手の立場や状況に合わせた贈り物を選ぶこと」です。高価すぎるものは相手に気を使わせてしまうこともありますし、逆にあまりにも簡素すぎると失礼になることもあります。相手の好みや家族構成、住環境(例えばマンションで大きな鉢に入ったお花を贈る等)を少し想像して選ぶことが大切。また、食品を贈る場合は賞味期限や保存方法も気配りが必要。
次に、地域によって贈り物の習慣や好まれる品も少しずつ異なります。
例えば関東では、シンプルで実用的なもの、品質の良い調味料やお菓子が好まれる傾向があります。一方、関西は「見た目の華やかさ」や「話題になるもの」が好まれることが多く、箱詰めの和菓子や目新しい食品ギフトが喜ばれます。九州や四国では、地元の名産品を贈り合う風習が根強く、特産の果物やお酒など、地の物を選ぶと喜ばれることが多いです。北海道・東北では、海産物やお米など、地域自慢の食材が贈り物に選ばれることがよくあるのだとか。
地域差があるっていうのは面白いですね。県民性って本当にあるものなんですね。
贈り方も忘れずに意識したいものです。品物は風呂敷や手提げ袋に入れて持参し、部屋に通された後、「心ばかりですが」「お気に召していただければ幸いです」といった言葉を添えて手渡します。のしの表書きや水引の色は地域差よりも用途で決まりますが、地域によっては独自の風習が残ることもあります。例えば北陸地方では水引の結び方にこだわりを持つ方も多いです。
直接渡さない場合は送り状と言って、お品物を贈る前に手紙だけを贈ることが丁寧とされています。
お礼のご挨拶や、お品物の到着が何日ごろになるかを手書きで記載するの礼儀のようです。
身内の場合は今はメールなどで連絡してしまう場合も多いかと思いますが、昔ながらの礼儀ではこのような作法があるのですね。
贈り物は形だけでなく、心を贈るものです。地域の文化や相手の暮らしを思いやりながら選ぶことで、より温かい気持ちが伝わるはずです。日頃の感謝やお祝いの気持ちを、小さな贈り物とともに届けてみませんか。
今回のお祝いは、くだけた間柄なので相手様にご要望を伺いました。
オリーブの木を飾りたいとのことで、鉢植えのものを用意して送らせて頂きます。
今回は気持ちを込めて添え状をしたためたいと思います。
気持ちを込めてお手紙を書くというのも良いものですね。