熨斗・水引

春はお別れの季節です。
お別れは挨拶だけで済む場合もあれば、お付き合いによってはお礼をする時もある。
今回、相手の方にお礼の品を渡そうと思い、ふと「熨斗(のし)・水引」はどうすればいいのだろうか?と悩んだ。

そこで、本を開いてみました。

そしてまず私は、大きな勘違いをしていたことに気づいたのです…
贈り物に包んでいる紙全体を「熨斗」だと思ってたけど、それは「熨斗紙」で、
「熨斗」はその紙の右上に付いている六角形の飾りのことでした…
これは常識なのかな…常識だろうな…

ひとつ勉強になったところで。
お礼の品の熨斗紙には「熨斗付き・紅白の蝶結びの水引」が正解。
表書きには「御礼」。

そりゃそうかとは思うけど、いざ自分で準備するとなると確信がないから不安になる。
今までこういう時、店員さんに「熨斗紙はどうされますか?」とか聞かれると、
まぁまぁわかったような顔をして、「いる」「いらない」を伝えてきたけど、これで自信を持って店員さんに答えられる。

他にも、
手土産の時は「熨斗付き・紅白の蝶結びの水引」、表書きは「御挨拶」、無地でも〇
お見舞いの時は、「熨斗なし・紅白の結びきりの水引」、表書きは「御見舞」「祈ご回復」「祈御全快」

などなど一覧が載っていて、やはりお役立ちの一冊だなと頼もしく思ったのでした。

因みに、贈り物をする時の数は奇数が良いとされていて、奇数は「陽」を、偶数は「陰」を表すからだそう。
でも、紅白饅頭は2個セットだったりするので、そんなに気にしなくていいみたいだけど。