先日知り合いの方のご葬儀に参列しました。
この年齢になるとお祝い事よりも、ご不幸ごとが増えてくるのが世の常。
人は皆亡くなりますし、いずれ私にも訪れる道。
故人とのお別れはきちんとしたいものです。
ということでお葬式の際のマナーを
改めて確認してみました。
お葬式に出る際、本来参列者側は喪服でなくてもいいのだそうです。
喪服を着用しなければならないのは、喪に復さなければならない身内の方のマナー。
参列側は地味な平服であれば、故人を送る気持ちのほうが大切だということです。
とはいえ、実際にご葬儀に参列する場合は喪服が多いはずです。
喪服を着用する場合に気をつけたいこと。
ツヤ感のあるくつやバックは持たない。
バックは布製のものが良いと言われています。
殺生をイメージさせるのでダウンは着用しない。
喪服の上にコートを羽織ることはあまりしない方がいいようです。
お香典の表書きは宗派によって色々あるようです。
キリスト教式は御花料と記載したり、仏式も御神前、御玉串料などいろいろな記載がありますが、
どのお葬式でも御霊前と書けば問題なさそうです。
中身は故人との関係によりますので、包み過ぎも良くありません。
知人、職場の方などでしたら、3千円程度、あとは立場によって5千円、身内の場合は1万円などとなっているようです。
そして新札は使わないようにします。万が一新札しかなければ縦方向に折り目をつけると良いようです。
お香典をお渡しする際には「このたびは誠にご愁傷さまでございます。」
とご挨拶しますよね。「愁」は物悲しさを意味し、「傷」は強い悲しみの意味があるそうで、傷を心配する、というような意味合いがあります。普段使いすることがあるのでなんだかカジュアルに感じていましたが、丁寧な言葉だったんですね。
マナーを大切ににしつつも、お別れは気持ちが大切。
難しく考えすぎず、故人への気持ちを、きちんとご家族や親しい方にもお伝えできると良いですね。